Oukirのブログ

病院での1日をだらだらと書いていきます。
病院名や人物名は変えています。

ヘルパーの杉根さん

今日の話題は大町病院の職員について。

基本的に本音しか書く気ないので、多少荒っぽくなってしまったらごめんなさい。

とりあえず書いてみます。


杉根さんはもう何年もこの病院で働く古株ヘルパー。

高身長に図太い身体つきの彼は性格までかなり図太い。

動物に例えると、熊と猪を足して2で割って豚をかけた感じだ。

絶対になかったであろう(決めつけちゃ行けませんが)性体験を中学生の頃に経験しており、絶対になかったであろう異性との関係も(決めつけちゃry)経験のし過ぎで飽きてしまったらしい。


風呂介助中。。。

杉根さん「いやー、私はさ、もう女性には飽きちゃったからさ、画面の中の嫁でいいんだよねぶっちゃけ笑」

風呂介助中になにぶっちゃけてんだよ。。。

杉根さん「もし私がずっとゲームしててもいいって娘がいたら付き合ってあげてもいいんだけどねえ。。。そんな娘いないかな?」

いねえよ。

僕「えー、でも、なんで3次元ダメなんすか?やっぱデートとか行きたくなりません?」

杉根さん「えー、だってめんどくせえし、外出るの嫌いだし。なんであっちにわざわざ気を使ってやらなきゃいけないのかわからないよね。」

うわあ。。。

杉根さん「これでも昔は遊んだ方だけどね笑。あっはっはっはっはっは」

僕「あっはっはっはっはっは」

あっはっはっはっはっは

オムツ講習会

今日はなんと、オムツ専門会社の社員さんによるオムツ講習会がひらかれた。

講習内容は、「正しいオムツの使用方法と、患者の容態に合わせた注意点」と言ったところ。

おお、そんな事もするんだ、病院って。


講習会。。。

心のそこから期待をしていた講習会も、いざ始まって見ると結構知っている内容しか紹介されない事にかなりガッカリ。

唯一といっていいぐらいの新しい知識と言えば。

社員さん「このように、ギャザーを開きます。そしてこのギャザーを先に足の付け根に食い込ませてから陰部を包むので、ギャザーを立たせておくのを忘れないように注意してください。ギャザーを先の食い込ませておくことによって。。。」

オムツの内側についてるひだを、専門用語でギャザーと呼ぶらしいです。

しかし、講義がどんどん面白味を失って、周りの職員がすっかり静まったころ、一筋の光さした。

社員さん「オムツをつけてみたい方、いらっしゃいますか?今から実演を行いますので、モデルになっていただきます。」

これや。これをまっとったんや。

すかさず手をあげた。

僕「はい。やります。」

人生で初めて、モデル業界に足を踏み込入れた瞬間であった。

いざベッドに寝転んでみると、いろいろ発見がある。

かてえし、寝ずれえ。。。

職員の笑いをこらえている顔をどや顔で眺めながら、少し歳上のお姉さん(社員さん)がオムツを装着していく。

あ、ギャザーが食い込んできた。

とうとう耐えられなくなった同年代の職員が笑いをこぼす。

勝った。

場は一気に和み。社員さんも冗談混じりに講義を進めていく。

社員さん「あなたはMですね。」

僕「えっ?ご存じなんですか?」

また職員爆笑。

社員さん「オムツのサイズがですよ笑」

くそ。性癖が全員にバレた。

そんなこんなで講習会は無事(?)に終わり、修了後に数人の職員と屋上にギャザーして笑いあったのでした。

おしまい。

モスクワでスパイでウクライナ人

やっとブログ更新する時間ゲット。。。


201号室では3人の患者が共同で部屋を使用している。

3人の中でも特に目立った患者が、小さくて(頭皮が)ツルテカなおじいちゃん、健吾さんだ。

すごくワイルドな事を言い出すかと思えば、こそこそと悪巧みをしようとする。


オムツ交換終了後。。。

ヨロヨロヨロ。。。

健吾さんが、1階から続く階段を上ってきた。

僕「え。ちょいまち。健吾さん?自分で階段上り下りできるの?」

つい数日前、健吾さんにとって初の、階段を使ったリハビリを補助したところだ。

僕「いや、てかそもそも許可得てる?」

健吾さん「おい。ちょっと、裏道教えてよ。」 すごくいやらしい笑顔な健吾さん。

僕「裏道?そとに出る?」

健吾さん「そうそう。事務所通らずに出てえんだよ。」

それ脱走やん。

僕「ないよそんなもの。てか、病衣で出ていこうとしたの?寒くない?しかも、そといってなにするの?」

健吾さん「俺昔ホームレスやってたんだから、大丈夫だよ。そとでも生きていける。」

いや、一夜も越せないだろ。

健吾さん「俺は昔あれだよ?モスクワでスパイやってたんだよ?ウクライナ人に階段から突き落とされて、背中に傷作っちまったんだから。」

ん?笑