親友との出会い
この病院では、マヨネーズをご飯にかけて食べる、は邪道扱いされる。
昼食の時間、馴れた手つきでマヨネーズをご飯の上にかけると、周りの職員があたかも怪物を目撃したかのような、恐怖の目でこちらをみてくる。
気にせずにガツガツとそのマヨ丼を頬張るのが日課となっていたが、とうとうマヨネーズ禁止令が出てしまい、自分でmyマヨネーズを買うはめになった(食堂には現在、職員専用マヨネーズと、嫌味ったらしいレベルででかでかと僕の名前が書かれた専用マヨネーズがある)。
理解者を一人も得られないまま、孤独を引きずって働いてきたのだが、昨日とうとう、このマヨ丼を愛してくれる親友が現れた。
持春さんだ。
オムツ交換中。。。
持春さん「マヨネーズをご飯にかけるとおいしいわよ。」
ここまでの話の下りは覚えていないが、なぜかマヨネーズの話になった。
僕「おぅ!?!?!?」
驚きのあまり声が漏れる。
僕「分かるの!?マヨネーズご飯の美味しさが!」
持春さん「分かるわよぅ。マヨネーズをね。ご飯の上にかけるの。醤油を加えても美味しいわよ。」
僕「なかなか分かってるじゃん!ソースをかけてもうまいよね!」
持春さん「そうよ。ソースでも美味しいの。」
驚きと感動のあまり、かなり感情はたかぶっており。。。
僕「いや~。感動だわ!こんなところに理解者がいたなんて❗ありがとう!持春さん!」
持春さん「うるさいわねえ。黙ってオムツ交換してよぉ。」
はい。